保育園・騒音問題のために開設が進まず 必要な対策や解決策は?

子供の声が騒音になるという理由で、保育園の開設が進まないと言われています。

現在は少子高齢化が問題となっていますので、保育所の開設が進んで欲しいとは思いますが、

子供の声が騒音になるという保育所の周囲の方々を批判するだけでは、

なかなか問題は解決しないように思えます。

何らかの対策を講じることで、保育所の開設が進まないのでしょうか?

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保育園 騒音のために開設が進まないという問題が


(出典「photoAC」)

子供の声が騒音になるために、保育園の開設がなかなか進まないという実態があります。

子供の声が騒音になるのか?という点は様々な意見があると思います。

私自身は子供が好きな方で、「子供の声が騒音?」と最初は思いましたが、

ただ私自身は正直に言えば、たまに電車で子供の声が大きすぎる場合に、

口に出したわけではありませんでしたが、「うるさいな」と思ったことはあります。

また私自身は保育園の近くに住んだことはないのですが、

家を選ぶ時にも「静かな環境だから」という理由で選んだ場合には、

持ち家ですと簡単には家を替える訳にはいきませんので、

後で保育園ができることになると、最初に想定していたことと違うということで、

保育園の開設に反対する方もいらっしゃるのかもしれません。

また保育園は昼間に開かれていますが、

その昼間に仕事で家にいない方の場合には問題はなくても、

昼間に家にいる方にとっては、いつも子供たちの声が聞こえ続けることは、

子供の元気な声が楽しそうだな、と思えることもあれば、

その時の気分次第では「うるさい」と感じてしまうこともあるのかもしれません。

また現在では職業も多様化していて、昼間に働く仕事をしていれば別ですが、

夜に働く仕事をしている方もいて、そういう方は昼間に寝る生活になると思いますが、

寝る時間に子供の声が聞こえてくると、うるさくて眠れない、と思うことはあるのかもしれません。

誰でも子供時代を過ごしていますし、子供の声を騒音だと思わないことが望ましいとは思いますが、

私自身は保育園の近くに住んだことはないのですが、

昼間にずっと子供の声が聞こえてくることに対して、

誰でもいつもほがらかな気持ちでいられるのか?ということは難しいのかもしれません。

保育園の子供たちの声と外部効果

また経済には「外部効果」という言葉があります。

これはお金を払っていないのに何らかの間接的な影響を受けることで、

公害のような悪い外部効果もあれば、公園のような良い外部効果もあります。

保育園の周囲に住んでいる方にとっては、

自分がお金を払って子供を預けることができるわけではない場合が多いと思いますし、

そうした方々にとって子供たちの声が聞こえてくるという間接的な影響を受けるという意味では、

保育園の子供たちの声は、外部効果の一つと言えます。


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保育園 騒音の対策、解決策は?

保育園側が取っている対策、解決策

保育園側でも子供たちの声に対しては様々な努力が行われていて、

まず騒音の対策のために、防音壁を設置するなどの対策を取っていますし、

知らない子供の声は気になっても、知っている子供の声は気にならないと感じる方もいるようで、

普段から周囲の方に挨拶をするようにと指導されているようです。

また保護者のしゃべり声も騒音と感じる方がいらっしゃるようで、

保護者に対してマナーを徹底させる努力もなされているようです。

政府の取るべき対策、解決策


(出典「photoAC」)

保育園側はこうした様々な対策を取っていますが、保育士の方々の負担も増えると思いますし、

保育士の仕事は重労働のわりには給料も少ないため、離職する方も後を絶たず、

資格を持っていても保育士として働いていない方も多いようです。

これは介護士にも言えることですが、

重労働のわりに他の仕事に比べて給料が安い現状に対しては、政府も対策を取るべきだと思いますし、

個人的には保育士の方や介護士の方は国家公務員や地方公務員にする、

またはそれに近い収入が得られるような、待遇の改善が必要になるのではないか?とは思います。

また近くに保育園があることは、外部効果があることにはなりますので、

住宅の固定資産税の一定割合の減額など、実際にメリットのある部分があると、

地域の方々の同意も得られやすくなるのかもしれません。

ただこうした対策を取ろうとすれば、保育士の方々の収入を上げるためには税金が必要ですし、

しかし固定資産税を減額すれば、税収は減ることになります。

まずは徹底した税金の無駄遣いの見直し(解散で約600億円の税金が使われますし)や、議員定数を大幅に減らすなど、

本当に必要なところに税金が使われるように、国の仕組みを大幅に見直すことが必要になるのかもしれません。

終わりに

保育園の騒音の問題は難しい問題で、

都市部に人口が集中している点もこうした問題が起こる原因のようには思えますし、

地方への分散居住が進めば、とも思いますが、

どういう仕事をしてどこに住むかはそれぞれの方の自由ですので、

地方への分散居住が進むことはなかなか難しいことだとは思います。

また個人的に思うことになりますが、

こうした問題に対してただ反対したり批判するだけでは、解決することは難しいとは思いますし、

実際に保育園のそばに住んでみたら・・・

そんな想像力が必要になるようにも思います。

私も他の人のことは自分の生活に関係しませんので、

どこか「他人ごと」として考えてしまうこともありますが、

もしも自分がそうなったら・・・

と相手の状況や環境を、できる限り自分のことのように想像してみると、

あまり簡単には批判や反対ができない理由も見えてくるようにも思えます。

また政府は少子高齢化の対策として受け皿を作ると言っていますが、

保育園の開設が進まない現状に対しても、何らかの対策を講じてもらいたいと思います。

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