政治の右、左とは何か?政治の右と左の違いは? | 穏健なるブログにて - Part 2

政治の右、左とは何か?政治の右と左の違いは?

政治の世界では右、左とよく言われますが、

政治の右や左とは何なのでしょうか?

ここでは政治思想としての右と左について見ていきたいと思います。

(追記:内容について一部追加、削除などを行っています。)

スポンサードリンク

政治の右・左とは?政治の右・左が生まれた由来は


(出典「photoAC」)

政治では右、左という言葉が使われますが、

これは政治思想の違いを表したもので、

その由来はフランス革命にさかのぼります。

当時の国民議会で、議長席から見て

右側に保守・穏健派が座り

左側に急進・改革派が座ったことから、

政治の右、左という言葉が生まれました。

つまり以下のような図式になります。

政治の右=「保守

政治の左=「革新

政治の右(右翼)とは?

また政治の右、

特に右翼と聞くと、一般的には街宣車を思い浮かべることが多いですが、

政治的には右と言えば、

古くからの自国の伝統や文化を尊重する「保守的」「国粋的」な思想のことで、

その立場に立つ人物や団体のことを指します。

また“今の政権より保守的な人たち”と言われます。

(追記:「これまでの体制を維持しようとする考え」と記載していましたが、

正確には現在の政権よりも保守的、古くからの伝統を重んじる考えでした。

お詫びして訂正させていただきます。

またそのために政権によっては、時代が逆行することもあり得るとも考えられます。)

また政治の右(右翼)は理性よりも感情や情緒を重んじると言われ、

“忠義心や自己犠牲などの精神的な美学を重んじる傾向がある”と言われていて、

長い間定着してきた制度などについては、

基本的には多少の弊害があったとしても変えるべきではないという考え方になります。

また国家権力に対しても肯定的と言われますし、

“古い道徳観や価値観を重視するので、男尊女卑的”とも言われています。

ただ政治の右と一口に言っても、その中にも様々な考え方があり、

国家に最高の価値を置く「国家主義」などの考えや、

「保守主義」という考えもあれば、「ナショナリズム」も含まれ、

極端に走れば排外主義の危険性を秘めていると言えます。

また右寄りの政治は、社会の上層部寄りの政治を行うと言われています。

また先ほど記載したように、

政治の右という思想の中に、保守主義という考えがありますが、

「保守主義の父」と言われるエドマンド・バークは、

人間の知性や理性に対しては限界があるとみなしていた人物でした。

様々な制度の基礎に歴史を置き、

自然的に長い間に培われた制度を子孫に受け継いでいくべきとする政治思想で、

ただ彼は変化を拒んでいたわけではなく、

現在の制度などを変化させるとしても、徐々に変化させていくべきという考えでした。

「保守」は革命など大幅な変革を求める勢力に対して、

従来の価値観や既存の制度を守ろうとする対立軸になります。

スポンサードリンク

政治の左(左翼)とは?

これに対して政治の左(左翼)というのは、

社会や国家の矛盾・不合理を知性によって改革して理想に近づけていこうとする考えで、

“昔ながらの伝統や習慣を変えようという立場”で、

“今の政権より革新的な人たち”と言われます。

その考えは必ずしも伝統に捉われない考え方で、

右(右翼)が感情や情緒を重んじることに対して、

左(左翼)は理性や知性を重んじると言われています。

また一般的に政治的には、より平等な社会を目指す考え方と言われ、

社会主義や共産主義という思想が代表的な政治思想になります。

そのため左寄りの政治の場合、労働者向けの政治を行うと言われます。

ただ社会主義を代表するマルクスは、暴力革命を掲げていましたので、

こちらも極端に走れば、自分と違う考えを持つ人たちを排除する危険性はあると言えます。

また政治の左と言っても、社会主義や共産主義だけでなく、

「進歩主義」という考え方も含まれますし、

権力や支配というものを否定する

「無政府主義(アナーキズム)」という考え方も左に含まれると言われます。

また与党に対する反対意見に対しては、

左翼=反日という誤解もあるようですが、

権力者が間違いを犯さないわけではなければ、暴走することもあるなど、

権力者がタガが外れることがあることは歴史がそれを証明しています。

以前の日本の戦争については、

軍部の暴走を政治が止められなかったのではないか?と個人的には考えていますが、

権力者の過ちゆえに国が間違った方向性に進むこともあります。

そう考えると政権与党が過ちを犯していないか?隠し事をしていないのか?

そんな視点で政権与党を批判的な眼差しで見ておくことは、

国民生活を守るためにも、いつの世にも必要なことだと思いますし、

実際に政務活動費など政治家の不正は、いまだに日本でも続いています。

スポンサードリンク

終わりに


(出典「photoAC」)

冷戦時代までは資本主義vs社会主義の思想、陣営の対立があり、

社会主義=左というイメージが定着している印象もありますが、

政治の右、左と一口に言っても、

それぞれに様々な思想が含まれています。

また一部には左翼=反日=中国寄りという誤解もあるのかもしれません。

おそらくですがそれは左翼=社会主義=中国寄りと結びつけられているのだと思います。

確かに資本主義vs社会主義という陣営の対立があった中で、

政治的な権力を握るためにアメリカ寄りの立場を取るか?ロシアや中国寄りの立場を取るか?

という政治的な対立が日本でも行われてきたのかもしれません。(あくまで推測にすぎませんが。)

ただ冷戦が終わった現在では、共産主義を掲げている共産党以外は、

社会主義という意味での左ではありませんし、

保守(社会の利益重視)に対しては

革新やリベラル(個人の利益重視)と言われることが多く、

その他にも大きな政府⇔小さな政府という対立軸など、

単純に右や左という一つの対立軸だけでは割り切れない様々な考え方で、

政治的な思想が語られるようになっています。

(追記:“”内は、『「右翼」と「左翼」の謎がよくわかる本』から引用しています。)

スポンサードリンク

良かったらこちらを