北朝鮮がミサイルを発射!日本は標的になる?日本に落下の可能性

北朝鮮がミサイルを発射!北朝鮮がミサイルを発射する理由

ミサイル実験という側面


(出典「photoAC」)

それではどういった意図で北朝鮮はミサイルを発射したのでしょうか?

一つにはミサイル実験という側面があったと思われます。

今回発射したミサイルは「火星12型」と言われていて、液体燃料のミサイルと言われています。

液体燃料のミサイルは、固体燃料のミサイルとは違い、

空中でのバランスを取ることが難しいと言われていて、

そのため発射実験を行い、液体燃料のミサイル開発を進めたいという意図があることが、以前から指摘されていました。

またこの火星12型は、これまでかなり上空に向かって撃つ「ロフテッド軌道」での実験しか行われておらず、

それでは遠方には届きませんので、

グアム発射計画の時にもこの火星12型が使われると言われていましたが、

通常の軌道での発射実験を行いたい、

という意図があることが、グアム発射計画の際にも指摘されていました。

液体燃料のミサイルを通常の発射軌道で実験する、

というミサイル技術の開発という意図が、今回の発射にはあったと考えられます。

外交的なメッセージという側面

また北朝鮮の立場としては、米韓合同軍事演習に対する反発、

という側面があったと考えられます。

米韓合同軍事演習は、この8月21日から8月31日にかけて北朝鮮との国境付近で行われています。

この米韓合同軍事演習は、北朝鮮にとっては相当なプレッシャーがあり、

特にB1爆撃機を恐れていると言われていました。

このB1爆撃機は、低空で高速飛行が可能でレーダーに捕捉されにくく、

大量の精密誘導弾を搭載している戦闘機で、ピンポイントでの攻撃が可能で、

建物単位というレベルではなく、人単位での攻撃が可能で、

また930㎞離れた場所からの攻撃も可能で、

そのために韓国上空からでも攻撃が可能な戦闘機になります。

ただこのB1爆撃機は今回出動させなかったと言われていますので、

ある意味では北朝鮮がグアムに向けてミサイルを発射せずに済むように、アメリカが配慮したと考えられます。

(外交的な駆け引きの一つだと思いますが。)

ただそれでも国境付近で軍事演習が行われていることは、北朝鮮にとってプレッシャーで、

日本の付近で北朝鮮や中国が軍事演習することを考えると理解しやすいかもしれませんが、

そのために米韓合同軍事演習をやめるようにと繰り返し発信していました。

しかし米韓合同軍事演習が行われた。

ミサイル発射はそのことに対する北朝鮮の反発、という側面もあったと思われます。

また北朝鮮はグアム発射計画を伝えていましたが、

今回は違う方向で、通告なしでミサイルを発射してきましたが、

先ほど書きましたがB1爆撃機が出動されなかったこと、

またアメリカを刺激しすぎて戦争になることなく、

しかし確実にミサイル実験で技術を蓄積することを考えて、

計算して東に向けてミサイルを発射した可能性があったと考えられます。

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外交的な交渉を有利に進めるため

また先ほども書きましたが、北朝鮮としては「核・ミサイル外交」が戦略の一つで、

核を持つのも、核実験を放棄した国の独裁者がその後に空爆されたことから、

核開発にこだわりを見せていると指摘されています。

ただ空爆されたリビアでは、空爆より先に反体制デモが起こり、

時の独裁者、カダフィが治安部隊で弾圧を進め「一人残らず皆殺しにする」と公言していました。

そのためにNATO軍による人道的な介入という面から、

国連の安保理決議が採択されたことは指摘しておきたいと思います。

また北朝鮮にも朝鮮半島の統一という意志があり、

核を持つことは朝鮮半島の統一のため、と指摘する専門家もいます。

核やミサイルで軍事的に優位に立つことで、

朝鮮半島の統一を、自分たちが主導権を握って優位に進めたい、

という思惑がそこにあると考えらますし、

それはアメリカとの交渉においてもそうした思惑があると考えられます。

核ミサイルを撃ち込みたいと考えている、というよりは、

核やミサイルの実験を繰り返して確かな技術を蓄えていき、軍事的な優位性を見せつけることで

「交渉を優位に進めること」が、北朝鮮の本来の狙いのように思えます。

終わりに

北朝鮮がミサイルを発射する意図については、

自らを守るため、また主導権を握って交渉を優位に進めたいため、

という意図はあると思われます。

また北朝鮮のミサイルはそうした意図のためにしっかりとしたものが作られるはずだと思いますし、

私自身は北朝鮮の映像などを見ると、どこか北朝鮮を甘く見てしまいがちになってしまいますが、

あまり経済的には成長していない中で、力を入れているミサイルという分野では、

しっかりとした技術を蓄えてきたと考えて差し支えないように思えます。

また政治の外交の舞台では、それぞれの思惑から微妙な駆け引きが行われると思われますが、

北朝鮮のミサイル実験にも、北朝鮮なりの思惑や論理があってのことと考えられます。

圧力を加える必要はあると思いますが、圧力を加えるという選択肢だけではなく、

圧力を加えつつも、経済制裁などが効き始めてくれば、

どこかのタイミングで北朝鮮と交渉するチャンスは生まれるかもしれませんので、

交渉する余地を残しつつ、半身に構えた形で圧力を加えてもらいたいとは思います。

ただ交渉することには現時点では難しさもあると思います。

アメリカと北朝鮮の交渉はあるか?交渉の難しさとその理由とは?

この北朝鮮の問題は、長期的な視点で考える必要があると思われます。

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