北朝鮮がミサイルを発射!日本は標的になる?日本に落下の可能性

北朝鮮が発射したミサイルが襟裳(えりも)岬の東、

およそ1180km離れた海上に着弾したと伝えられていて、

Jアラートが鳴る事態にもなりました。

北朝鮮のミサイルが日本の方向に発射されたのは今回で5回目ですが、

北朝鮮が日本を標的にミサイルを打つことはあるのでしょうか?

スポンサードリンク

北朝鮮がミサイルを発射!日本が標的にされる可能性は?


(出典「photoAC」)

北朝鮮はミサイル実験を繰り返してきていましたが、

今回は通告なしでミサイルを発射して、襟裳(えりも)岬の東側に着弾する事態になりました。

日本が標的にされる可能性についてですが、専門家の北朝鮮の見方としては、

アメリカとは休戦状態にあるだけで交戦状態だと認識していると指摘していますし、

そのため北朝鮮は日本も韓国も眼中になく、

北朝鮮が相手にしているのはアメリカだと指摘しています。

またミサイルを打ち込めば戦争になることが確実視されますが、

ミサイルを一般市民に向けて撃ったとしても、

そのことで北朝鮮に対する反撃能力が落ちることはありません。

そのためミサイルを一般市民に向けて発射することは考えにくいと思われます。

第二次世界大戦では確かに空襲もありましたが、軍事施設と間違われて空襲されたケースも多く、

また戦局が決定的になった戦争終盤という局面で、

最後に相手に降伏を迫るため、

という場合に空襲されることがあるとは思いますし、

そのために悲しいことに日本は原爆を落とされたのだと思います。

ですので「現時点で」一般市民を狙うようなミサイルを発射することは、

自身に対する反撃能力が落ちないことを考えると、軍事的にも下の下の策になると考えられます。

ミサイルの燃料タンクが落下する可能性も

ただミサイルは宇宙に発射するロケットと同じように、弾頭だけが着弾すれば良いために、

燃料タンクである後方の大部分を途中で切り離しますので、

ミサイルをどこかに向けて発射した場合には、

後方の燃料タンクなどの部品が、日本のどこかに落下する可能性は指摘されています。

そのため日本では「PAC3」が配備されていますし、

これは射程距離が15~20kmですので、ミサイルを撃ち落とすためというよりも、

ミサイルの後方の燃料タンクなど、落下物があった場合に使用することが想定されています。

また日本に落下するミサイルをイージス艦が撃ち落とすことができなかった場合にも、迎撃する役割があります。

スポンサードリンク

北朝鮮のミサイルの質は大丈夫?

北朝鮮のミサイルの質についての不安もささやかれていますが、

今回のミサイルは襟裳岬の東に着弾することになり、

方向としては日本の上空を通過したように見えますが、

専門家によると、地球は丸いですので、

実は日本の土地の上を通ってはいなかったと指摘されています。

(「ひるおび」より)

個人的にはそれが偶然だったとは思えませんし、

日本をできる限り刺激しないように、

考えられたミサイル発射だった可能性はあるのかもしれません。

またそれはそれだけの技術があることの裏返しで、

北朝鮮では科学者は重宝されていると言われていますし、

粛清が簡単に行われる国でもあり、中途半端なミサイルを作ることは許されないことだとは思います。

また経済制裁を受ける中で、お金も資源も無駄遣いが許されるほど、

ミサイル開発の現場は甘くないと思います。

また狙った方向と違う方向に向かってしまう、部品が途中で落下する、

などのトラブルが発射したミサイルに起こり、

それが間違って日本などに落ちれば外交問題から何が起こるか分からないリスクもあります。

こうしたことは一発勝負という側面もありますし、北朝鮮のミサイル実験はある意味では、

ミサイルや核を持つことで外交交渉で優位に立とうとする「核・ミサイル外交」という側面があると思います。

実験とはいえ中途半端なものを作って撃ってしまえば、

それだけ北朝鮮の軍事力は下に見られることになりますので、

交渉を優位に進めるためには、それは避けたいと北朝鮮は考えるのではないでしょうか。