火星15型とは?北朝鮮が新型ミサイルを発射!なぜこのタイミング?

本日11月29日、北朝鮮が火星15型という大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行いました。

アメリカと北朝鮮の対話はなかなか始まらない中、

お互いの外交カードの切り合いが行われていますが、

ここでは今回発射された火星15型というミサイルに注目したいと思います。

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火星15型とは?北朝鮮が新型ミサイルを発射!


(出典「photoAC」)

今回打ち上げられたのは「火星15型」という北朝鮮の新しいミサイルで、

北朝鮮の重大報道(゛北朝鮮の歴史で特記すべき出来事があった時に放送されるもの゛)では、

この火星15型の試験発射が成功したこと、

また火星15型の性能として゛アメリカ本土全域を攻撃できる超大型核弾頭の装着が可能な弾道ミサイル゛であることが伝えられていました。

今回の実験では高度はこれまでで最高の約4500km、飛行時間は約53分間と伝えられていて、

専門家によるとこの火星15型の射程距離は約1万3000kmと推定されています。

北朝鮮からは1万2000kmでアメリカ本土全域が射程距離になりますので、

北朝鮮が伝えていたようにアメリカ本土全域を攻撃できる能力を有していると思われます。

またエンジンの開発も進めていたようで、専門家によると火星14型の場合はエンジンの推力が約50トンと言われていますが、

イランから北朝鮮に人が入り推力80トン級の大きなエンジンを作っていたというレポートを、アメリカの財務省が去年にレポートを出していたそうです。

ただどのくらいの重さのものが積まれて実験されたのか分からないために、

数百キロの核弾頭を積んでもその射程距離が出るのかは分からないことも付け加えられていました。

また専門家も指摘していましたが、今回の北朝鮮の重大報道の中では「完成段階」とも伝えられていました。

今回は高く打ち上げるロフテッド軌道での打ち上げでもありましたので、通常軌道での発射実験を行う可能性も指摘されていますし、

ただ専門家によれば大陸間弾道ミサイルはアメリカ本土全域が射程範囲になっていますので、フル射程での実験は行いにくいこと、

また太平洋に向けた発射実験を行うと、アメリカの軍事力行使が現実味を帯びるとも指摘されています。

(追記)

その後に北朝鮮が発表した写真によると、

火星14型では1つだったメインエンジンが、火星15型ではメインエンジンが2つになっていました。

また専門家によると火星15型は火星14型に比べると2段目も大きくなり、2段目にも強力なエンジンが積まれている可能性があることが指摘されています。

そして火星15型の弾頭は先端が尖ったものではなく丸みを帯びた形状で、

小型化した原爆ではなく、水爆などの大威力の弾頭を積むために作られたことが指摘されていること。

また運搬用の車両も片側に9つのタイヤのあるものが写真で公開されましたが、片側に9つのタイヤがある車両は世界には無いもので、

それを北朝鮮が自分で作ったこと、そのために北朝鮮のミサイルの同時発射数が増やせる可能性があることが指摘されています。


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火星15型のミサイル実験 なぜこのタイミングなのか?

また今回のミサイルの発射実験が行われたタイミングについては、

アメリカが北朝鮮に対して「テロ支援国家」に再指定したことに対する反発もその理由に挙げられていますし、

専門家によると11月の米韓合同軍事演習が終わって空母3隻が引き上げ、

12月4~8日にかけて行われる米韓合同軍事演習のタイミングに合わせて発射したとも指摘されています。

アメリカと北朝鮮はお互いが外交的なカードを切り合っていますが、

北朝鮮には核実験というカードもありますし、まだ実験していない「火星13型」というミサイルの実験を行うというカードもあると言われています。

また北朝鮮としては核保有国として認められることが交渉のテーブルにつく前提だと言われていますし、

ただそれを世界が認めることで核保有国が増える、いわゆる「核のドミノ」が起こることが懸念される中で、

アメリカを含め世界は北朝鮮の望みを受け入れることは難しいと考えられますので、交渉が始まることは難航が予想されますし、

今後も北朝鮮のミサイル実験や核実験が続いていくものと思われます。

(追記)

またこのタイミングはトランプ大統領が議会の重鎮たちと会っている時間帯で、また夕方のニュースにも放送される時間帯を狙った可能性も指摘されています。

そして今回のミサイルがアメリカ本土全域を射程にしていることで、アメリカでも自衛のための戦争の必要があるとの上院議員の発言があったと言われていますし、

専門家によるとアメリカは難しい立場に追い込まれてきていると指摘されています。

(専門家の意見や゛゛内は「ひるおび」を参考にしています。)

終わりに

北朝鮮は核実験やミサイル実験を繰り返して技術を向上させていますが、

これは個人的な考えですが、北朝鮮の核実験やミサイル実験は他の国に対するメッセージという意味合いが強いと思いますし、

タイミングについて専門家の意見を聞くと、緻密に考え抜かれた結果としてのタイミングだとも感じます。

また北朝鮮がもしもどこかの国に向けて発射するとしても、私たち一般市民を狙って発射してくることは現時点ではほとんど無いと思います。

そう考える理由についてはこちらになります。↓

北朝鮮が発射したミサイルが襟裳(えりも)岬の東、 およそ1180km離れた海上に着弾したと伝えられていて、 Jアラートが鳴る事態...

核を持ちたい北朝鮮とそれを阻止したい各国の思惑の違いから、なかなか交渉に発展しない問題ですが、

北朝鮮に対する圧力を強めながらも戦争が起こらないように、

そしてどこかで交渉の糸口を探すように各国が努力してくれることを願いながら、今回の終わりにさせていただきます。

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