2017年衆議院選挙結果は自民党の圧勝に 野党分裂と自民党の勝因

衆議院議員選挙の結果は、自民党の圧勝という結果になりました。

自民党は過半数を大きく上回る284議席を獲得。

(衆議院は465名の定数で過半数は233議席)

この原因には野党の分裂があると指摘されていますが、自民党の強みもあったように思います。

ここでは衆議院の選挙結果を受けて、この結果の原因を見ていきたいと思います。

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衆議院選挙結果は自民党の圧勝に 野党の分裂が自民の追い風に


(出典「photoAC」)

衆議院の選挙の結果、自民党が過半数を大きく上回る議席を獲得して大勝という結果になりました。

閣僚の方々も野党の分裂を指摘し、謙虚な姿勢という言葉を繰り返しています。

解散した当初は小池都知事が「希望の党」を立ち上げるという素早い動きを見せ、

民進党の前原代表は「希望の党」に合流するという思い切った決断を下しました。

そのことで希望の党が自民党の対抗勢力として大きな勢力になるかと思いきや、

民進党から合流しようとした議員について、小池都知事が考え方によって受け入れない態度を示したことで、

新たに「立憲民進党」が生まれることになりました。

その結果として自民党に対する野党が分裂して選挙を戦うことになり、

また小選挙区制度ですので、選挙区では1人しか当選しないという制度の中で、

野党が同じ選挙区に候補者を擁立することで、反自民という受け皿が一本化しなかったことは自民党にとってプラスに働いたと思われます。

また小池都知事の失言などもあり、それが大きく取り上げられることで「希望の党」の風が止まった、または逆風になったと思いますし、

反対に「希望の党」に入れなかった議員たちが結成した「立憲民進党」は躍進し、野党第一党に躍り出ることになりました。

立憲民進党の議員は希望の党に入れなかったことで、どこか「判官(ほうがん)びいき」という面もあったかもしれませんが、

希望の党の入党条件には「安保法制に賛成する」という点がありましたので、

その条件をのまなかったことは、個人的には筋を通したように思えましたし、それが躍進につながったようにも思います。

ちなみに細かい話になりますが、国会では「委員会」で様々な法案について細かな審議が行われ、

その委員会運営を決めるために「理事会」が開かれます。

その「理事会」では与党は野党の代表として、「野党第一党」と協議をする必要があり、

野党第一党がどの政党になるのか?ということは与党の国会運営にも影響を与えると言えます。


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突然の解散も奏功?大義なき解散


(出典「photoAC」)

ただ今回の衆議院の解散の大義が分からなかったことも確かで、

衆議院は解散がありますので、野党も常に準備しておかなければいけない部分はあったとしても、

突然のことで準備不足を露呈する形で風を止めるような流れになった部分はあったように思います。

そういう意味では安倍総理が解散したタイミングは、自民党にとっては良かったのかもしれませんが、

ただ約600億円もの税金が投入される国政選挙を解散して行う大義はなかったとも思います。

安倍総理は北朝鮮の問題を解散の理由に挙げていましたが、

それは北朝鮮がミサイル実験や核実験が行われてきてからずっとだと思いますし、

それなら来年も解散をするのか?という疑問もあります。(解散の大義についてはこちらになります。↓)

安倍総理は衆議院の解散を指示したと報道されています。 衆議院の解散権は総理大臣の専権事項ですが、北朝鮮の危機がある中で、 解散の...

解散前には民進党にはスキャンダルなどもあり、バラバラになりかけていた頃で、

また小池新党が立ち上がっていないタイミングでもありました。

支持率は上下しますので勝ちやすいタイミングで選挙を行うことが政権与党の常になっていますが、

今回の解散も党利党略のための解散だったとは言えると思いますし、それが野党の準備不足を突いた形になったと思います。

また前原代表は辞任の意向を伝えていると言われますが、

時間がない中であの立場に立っていたらと想像すると、

他に方法があっただろうか?そのまま選挙しても・・・

と考えると思い切った決断を下したな、と個人的には思います。

後から振り返れば小池都知事との話し合いがまとまっていなかったようでその点は残念でしたが、

その決断は安倍一強体制を打破したいという気持ちの現れではなかったかと思いますし、

何より時間がなかった点が交渉がまとまらなかった要因だったように思います。

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