政治の右、左とは何か?右でも左でもない中道の政治とは?

目次(複数ページに分かれた記事もあります)

格差について


(出典「photoAC」)

また格差について考えていくと、社会主義という試みは失敗に終わりました。

富が平等に分配される中で、人々の勤労意欲が損なわれたことが指摘されています。

確かに人が頑張る動力は得るものがあるからで、

いくら頑張っても他の人たちと同じだけしか得られなければ、

頑張ることに対して意味を見出しづらくなると思います。

そういう意味では格差は一定程度であれば望ましいと思います。

ただあまりに格差が広がるようになれば、貧しい人たちは生きづらくなり、

そのため犯罪が増えて社会不安が増してしまう可能性はあります。

また経済的に苦しい人はお金を消費しづらくなりますし、

デフレマインドが蔓延してしまうと消費が伸び悩むことになり、経済的にもマイナス面があると思われます。

そういう意味では格差を認めながらも、一定の範囲内で格差を縮小することを目指すことが、

中道の政治と言えると思います。

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その支持基盤は?

基本的に政治的に右と言われる人たちは、社会の上層部の人たち向けの政治をして、

政治的に左と言われる人たちは、労働者向けの政治をすると言われます。

そうした人たちがそれぞれの支持基盤と言えますが、日本は政治の真ん中が無いと言われます。

中道、真ん中の政治というのはどういう人たち向けの政治を行うべきなのでしょうか?

個人的には、政治というものは一部の人たちのものではありませんので、

あくまで公益を重視した政治を行うべきだと思いますし、

その意味では中道の政治は、社会のどちらかの層に向けた政治をするのではないと思います。

「どちらか」ではなく「どちらも」の感覚が必要で、

ただそれはどちらにも良い顔をするわけではなく、どちらにも何らかの無理をお願いするもので、

社会の階層の対立を薄める政治と言えると思います。

そういう意味では徹底した「公益重視」という姿勢が中道の政治と言えると思いますが、

それだけに社会のどの層に向けた政治なのか分かりにくい面があり、

政治的な保守や革新に比べると、支持基盤を確保しにくいという現状はあるのかもしれません。

政治の上と下?

また政治には独裁もあれば、ポピュリズム(大衆迎合)と言われる政治手法もあります。

独裁は政治の「上」と言えると思いますし、ポピュリズムは政治の「下」と言えるのかもしれません。

中道の政治を掲げていても、それが独裁につながるようであれば人々が苦しむことになりますし、

ポピュリズムという手法は、その時の世論次第で導き出す結論が変わることになる危険性をはらんでいます。

江戸時代の裁判では、同じ罪を犯しても裁く人によって刑罰が変わっていたと言われますが、

本来こうすべき、こうあるべき、という軸から離れて、

その時々で政治的な判断が変わるようになると安定した政治は難しいように思えますし、

国際的にも信用を損なうことにつながると思います。

そういう意味では真ん中の政治というものは、

独裁に偏らず、ポピュリズムにも走らないことが求められると思います。

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終わりに


(出典「photoAC」)

冷戦時代までは資本主義vs社会主義の思想、陣営の対立があり、

社会主義=左というイメージが定着している印象がありますが、

政治の右、左にも様々な思想が含まれていて、社会主義は左の一つに過ぎませんし、

政治の左には進歩主義などの思想も含まれています。

また与党に対する反対意見には、左翼=反日という誤解もあるようですが、

権力者が間違いを犯さないわけではなければ、暴走することもあるなど、

権力者がタガが外れることがあることは歴史がそれを証明していますし、

以前の日本の戦争については、軍部の暴走を政治が止められなかったと私は考えていますが、

権力者の過ちゆえに国が間違った方向性に進むこともあります。

そう考えると政権与党が過ちを犯していないか?隠し事をしていないのか?

そんな視点で政権与党を批判的な眼差しで見ることは、

国民生活を守るためにも、いつの世にも必要なことだと思いますし、

実際に政務活動費など政治家の不正は、いまだに日本でも続いています。

また一部には左翼=反日=中国寄りという誤解もあるのかもしれません。

おそらくですがそれは左翼=社会主義=中国寄りと結びつけられているのだと思います。

確かに資本主義vs社会主義という陣営の対立があった中で、

政治的な権力を握るためにアメリカ寄りの立場を取るか?ロシアや中国寄りの立場を取るか?

という政治的な対立が日本でも行われてきたのかもしれません。(あくまで推測にすぎませんが。)

ただ冷戦が終わった現在では、共産主義を掲げている共産党以外は、社会主義という意味での左ではありませんし、

保守(社会の利益重視)に対しては革新やリベラル(個人の利益重視)と言われることが多く、

その他にも大きな政府⇔小さな政府という対立軸など、

単純に右や左という一つの対立軸だけでは割り切れない様々な考え方で、政治的な思想が語られるようになっています。

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