政治の右、左とは何か?右でも左でもない中道の政治とは?

政治の世界では右、左とよく言われますが、

政治の右や左とは何なのでしょうか?

また日本の政治は真ん中が無いと言われますが、

右でも左でもない政治というのは、どのようなものなのでしょうか?

ここでは政治思想としての右と左を見ていくと共に、

中道の政治とは何か?を考えたいと思います。

スポンサーリンク

政治の右、左とは何か?政治の右、左が生まれた由来


(出典「photoAC」)

政治では右、左という言葉が使われますが、政治思想の違いを表したもので、

その由来はフランス革命にさかのぼります。

当時の国民議会で、議長席から見て右側に保守・穏健派が座り左側に急進・改革派が座ったことから、

政治の右、左という言葉が生まれました。

つまり以下のような図式になります。

政治の右=「保守

政治の左=「革新

政治の右(右翼)とは?

政治の右(右翼)というのは、これまでの体制を維持しようとする考えで、保守的、国粋的な思想と言われます。

また「保守主義の父」と言われるエドマンド・バークは、

人間の知性や理性に対しては限界があるとみなしていた人物で、様々な制度の基礎に歴史を置き、

自然的に長い間に培われた制度を子孫に受け継いでいくべきとする政治思想で、

ただ彼は変化を拒んでいたわけではなく、

現在の制度などを変化させるとしても、徐々に変化させていくべきという考えでした。

「保守」は革命など大幅な変革を求める勢力に対して、従来の価値観や既存の制度を守ろうとする対立軸になります。

また政治の右(右翼)は理性よりも感情や情緒を重んじると言われ、

長い間定着してきた制度などについては、基本的には多少の弊害があったとしても変えるべきではないという考え方になり、

国家権力に肯定的で、国家に最高の価値を置く「国家主義」などの考えや、

個人の利益よりも全体の利益を優先する「全体主義」という考えや「ナショナリズム」も含まれ、

極端に走れば排外主義の危険性を秘めていると言えます。

また右寄りの政治は、社会の上層部寄りの政治を行うと言われています。

政治の左(左翼)とは?

これに対して政治の左(左翼)というのは、

社会や国家の矛盾・不合理を知性によって改革して理想に近づけていこうとする考えで、

こうした考えは「進歩主義」「革新主義」と言われます。

その考えは必ずしも伝統に捉われない考え方で、

右(右翼)が感情や情緒を重んじることに対して、左(左翼)は理性や知性を重んじると言われています。

また一般的に政治的には、より平等な社会を目指す考え方と言われ、

社会主義や共産主義という思想が代表的な政治思想になります。

そのため左寄りの政治の場合、労働者向けの政治を行うと言われます。

ただ社会主義を代表するマルクスは、暴力革命を掲げていましたので、

こちらも極端に走れば、自分と違う考えを持つ人たちを排除する危険性はあると言えます。

スポンサーリンク

右でも左でもない中道の政治とは何か?


(出典「photoAC」)

右でも左でもない政治は、中道と呼ばれます。

中道の政治には自由主義(リベラリズム)、穏健保守主義、社会民主主義があると言われますが、

ここでは政治の中道とは何か?

それを私なりに考えたいと思います。

社会の変化について

右は歴史や伝統を重んじる思想で、

確かにそれぞれの国には歴史や伝統があり、それが人々の間で定着している中で、

歴史や伝統に培(つちか)われたものを無理に変化させる必要はないと思います。

また急激な変化は人の心をきしませてしまうと思いますので、変化はゆるやかなものが望ましいと思います。

ただその伝統や仕組みが、今を生きる人を苦しめることがあるのなら、

今を生きる人が生きやすくなるように、

その伝統や仕組みは自由な発想の元に変えても良いのではないかと思います。

また「持続可能性」という点も政治には必要で、

伝統に固執するあまり持続可能性が低くなるような場合にも、

柔軟にその伝統を見直す必要が生じてくると思います。

歴史や伝統を重んじつつもそこに固執せず自由な発想を持ち、

持続可能性を考えた上で、また人々の生活を考えた場合に変えるべき点があるのなら、

その方向を示した上でゆるやかに変化させることは政治の中道と言えるように思います。

スポンサーリンク

良かったらこちらを