アメリカと北朝鮮の交渉はあるか?交渉の難しさとその理由とは?

北朝鮮はミサイル実験を繰り返してきて、

日本に向けてミサイルを発射しました。

専門家によれば、日本の領土の上空は通過しなかったとの見方もありましたが、

アメリカと北朝鮮の交渉が進むと期待されていた中で、

その難しさが浮き彫りになった形になりました。

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アメリカと北朝鮮の交渉はある?


(出典「photoAC」)

専門家によると、北朝鮮は日本も韓国も眼中になく、

あくまで北朝鮮は、アメリカを相手だと考えていると指摘されています。

北朝鮮の金正恩委員長の「もう少し見守る」という発言からは、交渉が進展する期待もありましたが、

アメリカと北朝鮮が交渉することには難しさがあると考えられます。

その一つに金正恩委員長が、まだ外交デビューをしていないことがあるのかもしれません。

2015年には、ロシアの対独戦勝70周年記念式典に招待されていて、

最初は快諾していましたが、土壇場になって参加を辞退したと伝えられています。

また中国の抗日戦争勝利70周年記念式典にも参加していません。

伯父であり中国とのパイプのあった張成沢(チャン・ソンテク)氏を粛正するなど、

北朝鮮と中国の関係は悪くなっていましたが、

中国やロシアを相手にしても首脳外交をしていませんし、

その点に関しては様々な憶測がなされています。

まだ中国やロシア相手にも外交デビューを果たしていない金正恩委員長が、

この難しいタイミングで、アメリカと首脳会談することはハードルが高いように思われますし、

国内的には政治家であれば、外交するなら何らかの実績を持ち帰りたいところですが、

核保有国として認められるなどの北朝鮮側の要求を、

アメリカが認めることは難しいことも考えられます。

好結果が期待できないことやまだ外交デビューしていない金正恩委員長としては、

ここでは首脳会談に応じることが難しいことが予想されます。

もちろん水面下で、つまり官僚など政府関係者同士では何らかの交渉が行われていると思いますが、

トップ会談での交渉という舞台に至るには、まだ長い先があると思われます。

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北朝鮮との対話の難しさ 北朝鮮の思惑と国際社会の思惑の違い

また北朝鮮との対話の難しさとしては、

北朝鮮の思惑と、アメリカや中国をはじめとした国際社会の思惑の違いも挙げられます。

北朝鮮としては、核保有国として認められたいという思惑があると言われていますが、

朝鮮半島の統一に対しても、北朝鮮側が主導権を握りたいと考えているとも指摘されています。

核保有国として認められたい、という点に関しては、

北朝鮮にそれを許せば、他にもそうした国が増えることが予想されますし、

安全保障の問題から、韓国も核武装を、そして日本も、と連鎖していくことを、

中国も恐れていると言われています。

韓国や日本が核を持てば、それが中国を向くことになりますので、

確かにそうした事態を中国が避けたいと考えることは自然なことのように思えます。

また核やミサイルという力や恐怖で、自らの思惑を国際社会で通そうとしても、

各国の政治家は力や恐怖に屈する姿勢を、政治的に国内的には見せる訳にはいかないことも、

交渉の進展が難しい一つの要因のように思われます。

また朝鮮半島の統一については、北朝鮮だけでなく韓国も主導権を握りたいと考えていて、

そのために韓国としては、北朝鮮の姿勢を柔軟にさせるのは、

韓国の役割だと考えていると指摘されています。

朝鮮半島の統一については、韓国・北朝鮮ともに考えていることだと思われますし、

もしも日本が東西に分断されていたとしたら、日本人は統一を考えると思いますが、

この点についても韓国と北朝鮮には思惑のズレがあり、

こうしたそれぞれの思惑のズレがあるために、この問題は長期化することが予想されます。

立場の異なる様々な人たちが、様々な思惑を持った中で行われる外交ですので、

どこかにあるかもしれない落としどころを探しながら、

外交努力をすることが望まれるように思います。

終わりに

朝鮮半島の統一は、韓国・北朝鮮の人たちにとっては悲願だと思えます。

ただそこで必要以上に主導権争いが起これば統一が困難になるようには思えます。

どこかでお互いが、何かを譲り合う必要が出てくるとは思いますが、

相手が力で押してこようとする以上は、

国内的にはそれに対応せざるを得ないという面はあるのかもしれません。

個人的には国連主導で、まずは連邦制という形で統一政府を作ることは一つの方法のように思えます。

連邦制は中央政府と州政府が明確に権限を分けた上で、一つの国家が形成されるもので、アメリカが代表的な例ですが、

イギリスのように、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドのそれぞれが自治権を持つ「国」と呼ばれています。

サッカー代表はそれぞれ違いますし、そうした形の連邦制で、

なおかつ中国を刺激せず中国も納得のいく形を見出すことができれば、

一つの可能性ですが、そこからお互いの交流を進めて行くうちに、

徐々に朝鮮半島の統一が進んでいくことはあるのかもしれません。

それでも現在の北朝鮮の様子を見ると、その道も簡単なことではないとは思いますが。

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