反発広がるトランプ大統領の差別主義擁護の発言 差別が良くない理由

アメリカのトランプ大統領は、アメリカ南部バージニア州で起きた衝突に対して、

(黒人の権利を擁護する団体の女性1名が死亡)

白人至上主義を擁護するとも受け取れる発言をしました。

その発言に対しては反発が広がっています。

ここではその問題の経緯を見ていくと共に、

差別がなぜ良くないことなのか?という点を考えていきます。

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トランプ大統領の差別主義擁護の発言 女性1名が亡くなった事件の経緯について

問題の発端は、アメリカ南部のバージニア州のシャーロッツビルという都市で、

南北戦争の南部側の英雄「リー将軍」の銅像を撤去することを、市が決めたことに始まります。

「ひるおび」に出ていた専門家によると、

リー将軍というのは、日本で言えば西郷さんのように、

銅像があり歴史的に親しまれている人物のようです。

このリー将軍の銅像の撤去に対して、白人至上主義団体が反対集会を開き、

また黒人の権利擁護を主張する団体が抗議して、8月12日に衝突する事態になり、

バージニア州は非常事態宣言を出すに至ります。

しかし白人至上主義の男性が、黒人の権利擁護を主張する人たちに向かって車を突っ込ませる、

という暴挙を行うに至り、

黒人の権利擁護を主張する団体側の女性1名が死亡、

負傷者約20名を出すという痛いましい事件が起こりました。

ただ報道によると、このリー将軍という方は、差別主義者でもなく、

故郷が南部のバージニア州だったために、南北戦争では南軍についたそうです。

ただこのリー将軍を、自分たちの主義主張に利用したいという思惑から、

最近では、リー将軍は奴隷に対して残酷な人だったと言われ始めているようです。

象徴やシンボルという形で利用したいと考えている人たちはいるのかもしれません。

トランプ大統領の差別主義擁護の発言

これに対してトランプ大統領は、事件が発生した直後に、

「憎悪と偏見と暴力を表すひどい行動を可能な限り強い言葉で非難する。

 このような問題は長い間続いているがアメリカでは許されない。」

という声明を発表しました。

これに対して誰が悪いのか、それを名指ししていないことが問題視され、

8月14日には、

「人種差別は悪だ。

 KKK、ネオナチ、白人至上主義者そして人種差別集団は、

 犯罪者であり悪党だ。」

とコメントを出しました。

ただその翌日、8月15日に別の記者会見がトランプタワーで開かれて、

この件に対する質問が及ぶと、

「悪いことをしたグループもあり、

 もう一方にも暴力的なグループがあった。

 誰もそれを言いたがらないが、私ははっきり言うぞ。

 双方に責任がある。」

と発言するに至ります。

この発言が差別主義者たちを擁護するかの発言として受け止められ、

このことに対する批判の声が広がり、

製造業協議会と戦略・政策フォーラムという、経済に関する団体を解散するに至っています。

また軍部からも反対の声が相次いでいて、

トランプ大統領の発言に対して反発が広がりを見せています。

政治家、軍人、経済界が反発していることから、

専門家は、トランプ大統領が政治的には孤立することになると指摘しています。

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差別が良くない理由とは?


(出典「イラストAC」)

それでは差別が良くない理由とは、一体何なのでしょうか?

私の個人的な考えになるのですが、

誰一人として、何者に生まれるか、

そのことを選べるわけではない。

そのことが差別が良くない理由だと考えています。

白人になりたいからと言っても、

望んで白人に生まれることのできた人は誰もいないはずで、

それはどんな民族、どんな肌の色の人でも同じはずです。

生まれついたその肌の色、民族などを抱えて、

そのまま生きていく他に、私たちには方法がありません。

それなのに肌の色が違うからといって差別して良いという道理は、

私はどこにも見当たらないと思います。

(追記)

ただ考えてみると私の中には差別の気持ちもありますし、もしかすると差別は誰にでもあるのかもしれません。

差別について考えた記事はこちらです。

差別は良くないと言われていますし、ほとんどの方は頭ではそう考えていると思いますが、私の中には差別の気持ちがあると思いますし、もしかすると誰にでも差別の気持ちはあるのかもしれません。私も差別の気持ちなんて無いと言いたいところですが、差別の気持ちがどこから来るのか?そんなことを考えてみたいと思います。

ただ私は日本人ですし、人生のほとんどを日本人に囲まれて生きてきました。

ですので正直に言えば、アメリカに住む人たちの気持ちが、肌身では理解できない点は否めません。

ただ報道を見る限りでは、マイナーな人種の人たちには、

大学の入学の枠が一定程度は与えられていても、

白人の貧しい人たちには何かあるわけではないことも指摘されています。

そのためにマイナーな人種の人たちに対する優遇制度の見直しも行われていて、

また徐々に白人「以外」の人たちが社会的に高い地位に就くことも増えてきているために、

不安というよりも脅威を感じていることも指摘されています。

そうしたことが今回の事件の背景にあったと思いますが、

それでも暴力的な解決方法では、また新たな暴力を生み出すことになりかねませんし、

他の人たちからの支持を受けることはないはずで、

また本来のアメリカでは、様々な葛藤を抱えながらも、

多種多様な人種を受け入れ、そして多種多様な才能を引き付けることでこそ、

経済的にもトップを走ることができてきたはずですので、

様々な葛藤を抱えながらも、話し合うことや相手の立場を尊重することから、

最適な解決方法を見つけてもらいたいと願います。

終わりに

アメリカでは人種が多く、他の人とは目に見える形で、

肌の色の違いがハッキリしているために、

どうしても自分たちと他の人たち、という分断が起こりやすい背景はあるのかもしれません。

だからこそ「差別は良くない」と言い続けることは必要なのでしょうし、

また差別は何もアメリカだけの問題ではなく、日本にも存在する問題だとは思います。

そしてグローバル化が今後も進んでいくと思われますが、

そのために多様な人たちと問題なく触れ合うことは、

ビジネスの最前線でも求められてくるはずです。

グローバル化には格差が広がるなどの問題があるようには思えますし、

トランプ大統領は差別的な発言をしても大統領になりましたし、

格差が大きいままであれば、またいつか差別的な発言をする人が、

ポピュリズムの流れから政治家になることはあるのかもしれません。

ですがもしもの話になりますが、

もしも今後は、差別的であることが社会的な地位の上昇を阻むことになって行くとすれば、

それはグローバル化の良い側面と言えるのかもしれません。

(参考:TBS「ひるおび」)

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